「山歩き講座」レポートの続きです…。
さっきまであんなに快晴だったのに。
昼食休憩後、10分ほどで高水山の山頂に到着ですが、この集合写真にもすでにイヤ~な感じの黒い雲が写っています。
そして、次に目指す高水三山の2山目<岩茸石山>に向けて歩き出すと
いきなりの雨・風。
ここからは尾根歩きが続くので、風がもろに体に当たり、こごえそうに…。
太田せんせい、寒いよ~。怖いよ~。(←大げさ)
ワタシにとっては初体験の山の嵐です。
1週間前に座学をやったときに、太田さんから「必ず雨具をもってくるように」と言われていたのですが、お店で見たら、お値段がめちゃくちゃ高くて躊躇したワタシ。結局、買わずに、会社の同僚から借りて持っていったのが正解でした。
これが、雨の装備をして歩く…の図です。
ようやく、岩茸石山の山頂に到着。
本来の予定であれば、ここから惣岳山に入り、御嶽駅に下りるというコースでしたが、太田さんはここで、「引き返す」と決断。雲の動きなどをみるとこの天候がまだしばらく続きそうだということ、惣岳山から御嶽に下りるルートのほうが体力的にはきついというのがその理由でした。
一行、いま来た道を引き返します。
しかし下りは上りよりもキツいのだ。そんなことも改めて実感しつつ、足元に注意しながら(すべらないように)、健脚のみなさんから遅れをとらないようにソロソロと下りていくワタシ。
……そして、さっきお昼を食べた常福院まで戻ってきたら、天候は回復していました。
よかった~。助かった~。(←大げさ)
ここの東屋で、太田せんせいのミニ講座がありました。
まずはコンパスの使い方。シルバコンパスというのを使ったんですが、コンパスって「北」の方角が分かるだけではないんですね。意外に見方が難しくて、四苦八苦してしまいました。
さらに山歩きに必要な装備について。
太田さんのリュックはまるで“ドラえもんのポケット”みたい。救急用品からロープまで、次から次へといろんな装備が出てきます。その1つ1つを説明してくれて、とても勉強になりました。
これは「ツェルト」。1枚の布状になった簡易テントです。この写真の黄色い布の中には実は2人の女性が入っているのですが、中はけっこう暖かいんですって。イザというとき役に立つ道具だそうです。
余談ですが、先日、「K2」という芝居(K2で遭難した山男二人の心理劇。SMAP草なぎくんと堤真一さん共演)を見たのですが、その中に「ツェルト」が出てきました。「あーこれ、太田さんが見せてくれたやつだ!」とすっかりうれしくなりました。
そして、予定通り16:30に、JR軍畑駅に帰着。
ワタシにとってのほぼ初体験トレッキングはこうして幕を閉じました。
「とつぜんの風雨に見舞われたけれど、いろんな装備の体験ができてよかった!」と参加者のみなさん。自然の脅威の一端に触れることができたのも、よい経験になりました。
太田せんせい、本当にありがとうございました。
そして参加者のみなさんもお疲れさまでした。
リビング多摩では、これからも「山歩き」イベントを開催したいと思っています。次は春…かな。お楽しみに。
…さてさて、さらに余談。
ワタシの体はどうなったかといいますと、家に帰りついたころから、かつて経験したことのない筋肉痛(鈍痛で、おもーい感じ)に見舞われました。山歩き当日の夜、なんと<接待>があったのですが、この筋肉痛の足で“お座敷”は無理な話でした。
ハイ、むちゃくちゃつらかったです。
そしてその痛みは翌々日まで続きました。