20年ほど前は畑だらけだった多摩地域も、すっかり宅地化され、
畑は減ってしまいました。
そんな中でも健在なのが、無人の野菜スタンド。
地産地消や栽培法など、消費者の意識も高くなり、生産者の意識も向上。
昔のようにごろりと野菜が並んでいるだけのスタンドだけではなく、
ちょっと洒落たディスプレイや変わった品目を置くことで、
目をひくスタンドが増えている気がします。
先日通りかかったこちらのスタンド。
まぎれもなく、畑の中にポツンとたたずむスタンドなのですが、
ひょうたんがぶら下がっていたり、お金を入れる場所が竹の筒になっていたり
と風情豊か。
キタムラサキや紫キャベツなど、近所のスーパーではあまりお見かけしにくいもの
も割安に買えます。ちゃんと札が写真入りで掛けられている気のつかいよう。
通りかかったときの発見や買い物自体が楽しくて、こういうときは
多摩の暮らしっていいなぁとしみじみ。
編集部 フジハラ