編集部 ワタナベです

私の大好きな作家さん、「葉画家」の群馬直美さんの展示会を観にいってきました。
群馬さんといえば葉っぱを非常に繊細なタッチで描き、その精神性の高さで
天声人語にとりあげられたこともあるほど。
立川市富士見町で開催されるオープンアトリエ「石田倉庫のアートな2日間」のメンバーで、立川にアトリエをもつ画家として8年前ぐらいから注目してきた人です。
今回は1991年~2002に描かれた「板画(板に描かれたもの)」が229作品
その後の紙画作品が75点
新作の「裏庭の野菜たち」など全320作品と見ごたえのある展示会です。
これからのテーマは「野菜」なのだそうです。
写真にはありませんが、実物大の野菜の絵はほれぼれするほどすてきです。
虫食いの穴や葉っぱもそのまま描かれたリアリティー
1枚描くのに30日はかかるそうです。ぜひ実物を観てくださいね。
葉っぱの作品
群馬直美さん。群馬県高崎市生まれ。東京造形大学を卒業。
家庭画報(世界文化社)の2011年1月号からアート&エッセイの連載が始まったそうです。
すばらしい!
今年はスマイル農園のスマイルキッチンでワークショップ「江戸東京野菜の絵を描いてみませんか?」を開催。
多摩の木材を使用し、日の出町の身体障害者施設・日の出舎で加工した、たまおこしの会の2011年度カレンダー ~木の葉のささやき~のイラストも担当しています。
会場で国営昭和記念公園のボランティアガイドさんと。「この芽が出たさつまいも、私がもってきたのよね」「そうですよ。その節はありがとうございました」と群馬さん。
会期中、展覧会場でほぼ毎日、作品制作をしています(水曜と12/28~1/4はお休み)。
大根をじっくり描いている群馬さんに会えるかも…
【展覧会情報】
「葉っぱの詩」展PART4 葉っぱの精神
入場無料
2010年12/10(金)~2011年1/30(日)
9:30~16:30(入場は16:00まで 12/31(金)・1/1(土・祝)は休館
【ギャラリー散歩】
2011年1/22(土)13:00~14:00
展覧会場で作者と一緒に展示作品を見て回ります。
ちなみに今回紹介した一番最初の写真については
「これは金婚式のお祝いに依頼された作品で、左の葉っぱがお父さん、右がお母さん、そして3人の子供たちと、お孫さんです。手元にはなかったので、保存写真から復元しました」というお話が聞けました。
会場は国営昭和記念公園 花みどり文化センター
入り口から入って一番奥の展示会場です