イシカワです。こんばんは。
試写会の報告、「明日また」なんて書いてから早数日が経ってしまいました。
すみません。
さて、「洋菓子店コアンドル」。
お話をごくごく簡単に紹介すると―。
恋人を追って上京したケーキ屋の娘(蒼井優)が、
中目黒の洋菓子店「コアンドル」で修業して成長していく物語。
そこに、元・天才パティシエ(江口洋介)もからみ、
「コアンドル」の危機に立ち向かっていく…。
話自体は、わりとどこにでもありそうな(失礼!)ものなんですが、
この映画、とにかくお菓子づくりの様子がとても丁寧に描かれていて、
その美しさといったらありません。

ⓒ2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会
うわー、お菓子づくりってマジックを見ているみたい。
とろけるチョコレートのツヤ感、ぽってりとあわ立った生クリーム、きめ細かなふくらみのスポンジケーキ、フレッシュな果実のデコレーション。
1つ1つのケーキが、まるで宝石みたいに輝いているのです。
ある種、感動的ですらあります。
映画を観終わったあと(よほどの左党でないかぎり)
確実にケーキが食べたくなる!
そんな映画です。
ワタシですか?
買いましたとも。食べましたとも。
ダイエットしてるのも忘れて。
蒼井優ちゃん演じる「なつめ」のキャラは、
ちょっとKYなところとか、「私が私が」と押しの強いところとか、
ワタシはなじめなかったけれど、まあこれは好き好きでしょう。
それと、
そうそう簡単に、あれほどのケーキが作れるようになるというのも、
虚構の世界ならでは、という感じがしました。
でも、バレンタインのこの時期にぴったりの映画だということは間違いなし。
スイートでビターなお菓子の世界に酔えますよ。
それから、忘れてはならないのが、
特別協力をしている、辻調グループ校、国立・エコール辻 東京のこと。
ロケ現場としても随所に登場していますので、お見逃しなく。

ⓒ2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会
洋菓子店コアンドル
2011年2月11日(金・祝)全国ロードショー
新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントほか
立川のシネマシティでも上映されます。